とうまに髪を撫でられて目をあけるように誘われる

少しあせばんだうなじに髪がはりついてて緩やかにゆれる前髪の間から苦しげな目と目が合った


このまま離さないで


そう思ったのがわかったのか、腰をつかまれて一層早くなる動き

あごがのけぞりそうになるのを必死でおさえて手をのばす




「待って……終わっちゃう……」




のばした手をつかまれるとシーツに押し付けられて、とうまの体重が少しのしかかってきた




「何それ、イクなってこと?」




困ったようにちょっと笑ってるとうま

でもアタシは笑えない

息をととのえることもせずに足を彼に絡ませた




「だって、終わったら……離れてしまう……」