ただ胸が痛くなるだけなのに

その痛みの分だけとうまに魅かれて

そばにいれたらって

この人にもっと抱きしめてもらえたらって

この人の彼女になれたらって



いつも優しくアタシを好きだといってくれるとうまが好きで

その石鹸の香りに満たされたくて、いっぱい息を吸い込んだら

頭の上から声がきこえた




「なんか飛んでいきそうで心配」




どこにも行くなってつかまえるように抱きしめられた





そっか、

アタシはこうやって不安にさせるんだ