ガサッ… 考え事をしてたら 後ろから そんな音が聞こえた。 振り向くと どこか 見たことのある顔… 「あッ…ごめん…告白聞いちゃった……」 「え、いや別にいーよ」 その人は 私をまじまじ見て 何かを考えていた。 「あ!こないだ廊下でぶつかった子だよね!?」 「え…あ!」 「うわ〜嬉しいよ、ずっと話してみたかったんだ」 茶色い髪が ふわふわと靡いた。 一瞬だけだけど ドキッとした。