「えっ!? 1人20万クレジットも出してくれるって?」

「すげーじゃん!」
「どうするのじゃ?」

「どうするも、受けたい奴は言ってくれ」

 すかさず全員が手を挙げる。

「危険だぞ」
「今更だな」
「そうそう」
「楽しそうじゃん」
「決まりじゃ」

「100万だな。前金で渡す」

 決を取って戻ってきた白銀にベリルはしれっとクレジットカードを手渡した。

「……」

「長く生きているのでね。それなりに金はある」

 ベリルは、怪訝な表情を浮かべる白銀に薄く笑った。

「それなら構わないが……」
「20分で準備しろ」