自分の体の手を掴む高木(私)の手が緩み、その間にもシュンリがいそいそと私の体を持っていってしまった。

「あ、ちょっ・・・シュンリちゃん」

急いで高木の体から抜け出し、シュンリを追う。

彼女は私の体を近くの喫茶店の椅子に座らせ「大丈夫?」と魂の抜けた私の体をゆすった。