こんなことがあっていいのか?
キャプテンは白目をむいてその場で呆然とする。
仕事だろう、と考えるも、一番の頼みがいないとショックが大きかった。

「はうぁー・・・」

机に顔をつけ、大きく溜め息をつく。

「エリカちゃんはレポート、ジュマは用事、シュンリちゃんは留守って・・・」

キャプテンは机を叩いて「絶望的だー!」と太い声で泣き声を上げる。

・・・ケイラSide・・・

どうしようかなー。

俺は携帯を見ながら思った。
今度行われる夏祭り、キャプテンと一緒に行こうかと思ったが、どういう風に話しかけようかに迷う。

以前なら簡単に話せたのに、恋愛感情が邪魔してる。

丁度佐野も坂見もその日は用事で休みが出来たのに、誘えなければ意味が無い。

(こういうのは男が誘うもんだよな・・・。うん。)

途中、また独り言になってないかが心配になる。
今事務所にいるので、佐野や坂見に見られたら一生いじられる。