「毎日見舞に行ったんだって?」



「うん だって私のためにケガしたんだもん」



「同情?罪悪感?」



「何言ってんのかな?
勇樹は私の彼氏でしょ?
あたりまえじゃん 好きな人に毎日会いに行くって。」



「ま…そうだな。」


冷蔵庫に牛乳をしまって
啓吾が近づいてきてテレビのスイッチをきった。


「何すんの?見てんのよ。」



「別に~~」意地悪啓吾の顔になった。


筋肉が形よくついた腕がきれいだった。



「なんかさ……イライラする……。
スゲーイライラする……。」



「何言ってんだか。」



私は啓吾の横から手を伸ばして
テレビのスイッチを入れようとした。


腕を掴まれて啓吾の筋肉だらけの胸に
抱きしめられる。



「何?啓吾?」

ボディーソープの香りがする。



心臓が啓吾を求める様に期待して
なりだした。