「全く…」私はため息をついた。


啓吾はしばらく後を見ていると
振り返って私を抱きしめた。


「ちょ…啓吾…?」



合わさった唇から音がする。
その音が私を興奮させる……。

やっと唇を離して
啓吾が私を見つめた。


「愛してる…」



「どうしたの?急に…
もうやばいよ……」私は急にドキドキした。



啓吾はイスに座りなおして
携帯を出した。


何事もなかったように
私と啓吾は兄と妹に戻った。


私の体の芯だけが
熱く燃えたぎっている・・・・



「ごめん~」ママがパパと
戻ってきて


私たちは家路についた。