「ふゅー。あの女しつこかったですね!!」
「あ、ああ。」
目の前の奴はさっきと雰囲気がガラリと変わった。
見た目は俺より年下って感じだな。
亜紀と同じくらいか年上か?
「まー助かったぜ。ありがとな。」
「いいえ。」
それから俺たちは話していた。
何気にこいつと俺は気があうらしい。
こいつも俺と同じ立場でいろいろと苦労しているらしい。
しばらくお互いのグチとかを言い合ってた。
「あ!翔さんそろそろ帰る時間だ。」
「そうか。またな!」
「近いうちにまた会えますよ。」
「は?」
「その時は負けませんよ。」
意味不明な言葉を残していった奴。
そういえば名前聞いてねー!
あっちだけが俺を知ってるみたいでなんか嫌だな。
次会ったときに名前でもきくかー!