「あゆみ…」


誰かに呼ばれた
なんか懐かしい声…

空耳かな?

ゆっくり振り向く


カバンを思わず落とした


「シンちゃん…」





シンちゃんが居た




あたしの思考回路は完全に停止した。


目の前に
あたしの18…いや20年間,生涯好きだった人が居るから

もう二度と会えないと思っていた人が居たから…