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「―――♪――――♪」
今流行りの着メロが耳元で流れる。
携帯を取ろうとすると、肘がコツンと当たった。
「いた…」
重い身体を起こすと、小さな閉鎖空間。
時刻は昼の12時すぎ。
そこは既に半日以上、お世話になっているネットカフェ。
飲みかけの水に口をつけ、大きく伸びをした。
4時まであと4時間。
…何をしよう。
軽くパソコンをいじってから、ネットカフェを出た。
行き先は…銭湯。
「おばちゃーん、こんにちはっ!!」
裏口から入って受付のおばちゃんに声をかける。
本当はこの時間は準備中なのだが、私は特別。
小さい頃からお世話になっているおばちゃんには、本当に感謝している。
「お風呂借りていー?」
「もちろん、ごゆっくりどうぞ」