詩織は立ち上がり、腰に手を当て荒れた部屋を見回す。
「それにしても派手に暴れてくれたな…重要書類もめちゃくちゃだ」
そして詩織は床に散乱した書類を拾い始める。
大変そうな所悪いが、レイは声をかけた。
「あの…」
「あー悪いけど、部屋が片付くまでそいつ抱いててくれる?そいつ、キミに懐いてるみたいだから」
「それは構いませんけど…」
それより先に挨拶だけでもしておきたいんだけど…。もしかして詩織気付いてない?
完全に気付いてなさそうな詩織は書類をせっせと拾い集め、
「悪いね。他の部隊の人にこんな事頼んで…。キミはどこの部隊?キミの隊長にもお礼を言わないと」
「ここです」
「え?」
顔を上げた詩織に、レイは猫を抱いたまま姿勢を正す。
「本日、第一部隊に配属されましたレイと言います。これからよろしくお願いします」
「キミが?」
「はい」
呆然とこちらを指差す詩織に、レイは笑顔で返事した。
「それにしても派手に暴れてくれたな…重要書類もめちゃくちゃだ」
そして詩織は床に散乱した書類を拾い始める。
大変そうな所悪いが、レイは声をかけた。
「あの…」
「あー悪いけど、部屋が片付くまでそいつ抱いててくれる?そいつ、キミに懐いてるみたいだから」
「それは構いませんけど…」
それより先に挨拶だけでもしておきたいんだけど…。もしかして詩織気付いてない?
完全に気付いてなさそうな詩織は書類をせっせと拾い集め、
「悪いね。他の部隊の人にこんな事頼んで…。キミはどこの部隊?キミの隊長にもお礼を言わないと」
「ここです」
「え?」
顔を上げた詩織に、レイは猫を抱いたまま姿勢を正す。
「本日、第一部隊に配属されましたレイと言います。これからよろしくお願いします」
「キミが?」
「はい」
呆然とこちらを指差す詩織に、レイは笑顔で返事した。