「隊長?」
鼓動が跳ねた。
「隊長!隊長!」
何度呼びかけても詩織は目を開けてくれなかった。
「詩織ー!」
神様、私はどんな罰でも受けます。だからどうか、私から詩織を奪わないで下さい。
愛する者をお救い下さい。