詩織の息も上がり血色も悪くなっていく。このままじゃマズイ。
私のせいで詩織が…。
「申し訳ありません…」
目頭が熱くなり声も震える。こんなに怖いと思ったのは始めてだ。
「レイが謝る事じゃない…。それよりも、無事で良かった」
そう言って笑った詩織は、レイの手の上に自分の手を重ねた。
「守れて良かった…これで光を失わなくて済む…」
レイは詩織の手を握り、
「あなたも…私にとっての光です」
「そうか…なら、まだルナの所には行けないな」
「行かせません」
詩織は絶対に死なせない。
大切な…心の底から愛した人だから。
詩織は更に荒い呼吸を繰り返し、虚ろな表情で天井を見上げる。
「そうだな…。まだ仕事が残っているし、今回の事も教会に報告しなくては…。それに、まだ夏季の歌も聴きたい…また街でレイと一緒に散歩…」
そして詩織は眠るように目を閉じた。
私のせいで詩織が…。
「申し訳ありません…」
目頭が熱くなり声も震える。こんなに怖いと思ったのは始めてだ。
「レイが謝る事じゃない…。それよりも、無事で良かった」
そう言って笑った詩織は、レイの手の上に自分の手を重ねた。
「守れて良かった…これで光を失わなくて済む…」
レイは詩織の手を握り、
「あなたも…私にとっての光です」
「そうか…なら、まだルナの所には行けないな」
「行かせません」
詩織は絶対に死なせない。
大切な…心の底から愛した人だから。
詩織は更に荒い呼吸を繰り返し、虚ろな表情で天井を見上げる。
「そうだな…。まだ仕事が残っているし、今回の事も教会に報告しなくては…。それに、まだ夏季の歌も聴きたい…また街でレイと一緒に散歩…」
そして詩織は眠るように目を閉じた。