中は外より暗く、目が慣れるまで少しかかった。ようやく目が慣れてきて地下への階段を探す。
犯人のメモには廃ビルの地下を現金の受け渡しに指示していたので、元帥もそこにいるだろう。
なるべく足音を立てないようにゆっくりと階段を下りると、一枚の扉を見付けた。
ドアノブを掴みゆっくりと回す。カチャッという小さな音も、今は心臓を高鳴らせる。
少しだけドアを開けると、中から電気の明かりが漏れてきた。
開いたドアの隙間から中を見ると、両手足を縄で縛られた元帥の姿が見えた。だがレイはすぐに入らず、犯人の姿を探す。
犯人の気配がない事を確認し、レイは中に入った。
「元帥」
小声で声をかけると、レイを見た元帥は安堵の表情を浮かべた。が、すぐに曇らせる。
犯人のメモには廃ビルの地下を現金の受け渡しに指示していたので、元帥もそこにいるだろう。
なるべく足音を立てないようにゆっくりと階段を下りると、一枚の扉を見付けた。
ドアノブを掴みゆっくりと回す。カチャッという小さな音も、今は心臓を高鳴らせる。
少しだけドアを開けると、中から電気の明かりが漏れてきた。
開いたドアの隙間から中を見ると、両手足を縄で縛られた元帥の姿が見えた。だがレイはすぐに入らず、犯人の姿を探す。
犯人の気配がない事を確認し、レイは中に入った。
「元帥」
小声で声をかけると、レイを見た元帥は安堵の表情を浮かべた。が、すぐに曇らせる。