その時


「3−Cの羽田さん。
至急、理事長室まで来て下さい」

と放送が流れた。



「山川さん、あなたもしかして・・・・」

マユが最後まで言い終わらないうちに

「そうよ。
この写メを理事長のパソコンに送ったわ」

そう答えた。



「どうしてそこまで?」

マユは震える声で呟いた。



「さっき言ったでしょ?
二人とも許さないって・・・

裏切り者にはそれなりに償ってもらうのは当然の話よ?」






私は力なく立ち上がり

みんなの視線を浴びながら理事長室に向かった。