女の子たちは仲良しのグループで集まり、話の花を咲かし始め

声のボリュームも上がっていった



私は誰とも話す気になれず机にうつ伏せた。


「ねぇねぇ。
昼休みに桂木先輩に呼び出されていたのって何だったの?」

隣の席の女の子が小さな声で話しかけてきて


私が重い頭を机から起こすと


周りの子たちも「私も聞きたい」と近寄って来た。



「もしかして告られた?」

「そういえば萌って一年の時、桂木先輩と付き合っていたよね?
今さら何の話?
あの時、何で別れちゃったの?」


次々に飛び交う質問。







・・・今、そんな話したくない
   先生に聞かれちゃう・・・







俯いたまま何も答えない私に

質問はエスカレートしていく。




その時だった。