そして月日は流れ

高校二年の春。



私はバスケの部活を終えた後

親友のマユと水を飲みに水道まで走って行く途中に

サッカー部顧問の直江先生の姿を見かけた。    

それを横目に走り抜けて
喉を潤すために水を飲み

「自主レンする?」というマユの言葉に返事をした。



鈴木マユは入学して初めて話をした時から意気投合し、
それ以来の親友でクラスも部活も一緒だった。