だから、

いつまで立っても前に、進めないのだけど




「あー、なるほどなぁー!」

『たしかにー!』

「女ってやっぱそーゆうもんー?」

「あったり前でしょー?」




“告白は女の夢っ!”


と、期待混じりの面持ちでキャッキャと夢を語る、可愛い乙女達




そんな中、

みぃ1人だけジーッとあたしを見つめていた



「なぁんでそんなに奏斗くんからの告白にこだわるかねー?付き合えればよくない?どっちでも。」



指を絡ませた手に顎を乗せ、探るような視線を送ってくるみぃに



「んー、やっぱり、乙女の夢?」


あえて、おどけてみせる