フルフルと首を左右に動かすあたしに気付いたのか


「えー、なんでー?」

「ノリわるぅー!」


と、熱気が冷めていく





ここに奏斗がいなくて良かった


こんな時、どこまでもマイペースな奏斗に、心底感謝する





「奏斗からの告白、聴きたいじゃん?」






あるのかないのか、

分かりもしない可能性に、



願いを。