「は?逆ナン?!」

「そっ、逆ナン」



目をパチクリさせるあたしに、はたまたいちごみるくを飲みながら、さらりと答える、みぃ



「いやーぁ、ただでさえ見かけたの2年ぶりだしー?逃せないでしょ、こんな機会。」



ま、まぁ…そうだけど…


逆ナンって…



「ガツンと誘っとこーと思ってねー!」


「さすが…」


としか、言い様がない



「ははっ!んな大層なことじゃないっしょー?」



あたしもこれくらい割りきっちゃえば、もっと奏斗に近付ける?


なんて思考が、どこからともなく浮かんでくる