今度会ったときに包み隠さず話してもらうんだからっ!


ポチッと送信ボタンを押して、カバンに携帯を突っ込む




「………」



あたしもきっと、洗いざらい聞かれるんだろうな



そんなことを思いながら…









「いってきます」


ちょっと前までは言わなかった言葉を、自然と口にしていた



ブーツに足を通して扉を開ければ、『痛い』としか思わなかった冷たい風も、



「…きもちぃ」


すがすがしくさえ感じる


ここから、新しい毎日がはじまっていくような、そんな感じ