「そっか…」

そうだったんだ



「あっ!ヒカリも早く用意しなくっちゃーぁ!!じゃぁねーん!」


「んっ」



時計を見て、飛び上がったお姉ちゃんが、パタパタと自分の部屋へ駆けていく







「………」



あたし、なんだかくだらないことで悩んでた気がする




同じ姉妹なのに、1番だとか2番だとか…


何度聞いても自分の中の大きな柱が、抜けてしまいそうな気分になる





それは変わらないけど


お父さんもお姉ちゃんも、笑って話せるくらいのことなんだから



『大したことじゃない』


そう、思い込もうと思う