なんだかんがで一日が終わり、
放課後になった。
「神楽と帰るの?」
あかりが聞いてきた。
「あ~、わかんない!
ちょっと聞いてくるね!」
そう言って私は
4組にダッシュした。
「尚斗!」
私は尚斗を呼ぶと
女子が一斉にこっちを見た。
「おぉ、どうした?」
尚斗は私の方へ一歩一歩
近づいてくる。
「きょ、今日なんか
用事ある?
なかったら一緒に
帰らない?」
「いいよ」
え、今なんて言った?
いいよって言ったよね?
「え!?」
「なにびびってんだよ」
まさか良いって言って
くれるとは思ってなかった…