あ〜、どうしょう。





「あ、あの!!」





ちょっと強めに言うとウザそうにイケメンモデルさんは振り返った。






「なに?」


「えっと、その…」


「早く言えよ、急いでるんだ」


「あ、ごめんなさい。そのマンションの暗証番号教えてほしくて」


「はっ?」






イケメン顔をしかめて不振そうにあたしを見てくる。