並んでると鈴花の名前を呼ぶ男の声が聞こえてきた。




「あっ、コウキ先輩」





コウキだ?





「鈴花、お前こんなとこで何してんだよ?」


「えへっ。デートです」


「デート?」


「はいっ」


「俺とのデートは断ったくせに」