少しでも長く夢の中にいたい





「いた〜い!!」





光夜に頬を抓られてしまった。
それもかなりの力加減で。



あたしは抓られた頬を手でさすっていた。






「夢じゃないだろ?」


「へっ?」


「これは夢なんかじゃない」