その後、家に帰るのかと思ったらファミレスにご飯を食べにきた。






「ねぇ、光夜」


「ん?」





あたしに対して申し訳なく思ってるのか、いつもより光夜の声が優しく聞こえてきた。






「さっきあたしの名前、初めて呼んでくれた」


「そうだったか?」


「うん、『彼女の鈴花』って言ってた」


「そうか」


「うん、でも嬉しくなかった」