デート中………。


嘘ばっかりだ、光夜は。



デートだと思ってたのはあたしだけのはずなのに。



あたしと光夜は女の人を通り過ぎて歩いてた。






「嘘つき」


「………悪かったな、付き合わせて」


「うん、次嘘ついたら本当に彼女になるからね?」






光夜は鼻でフンと笑ってから『分かった』と言ってた。