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「…以上!みな気をつけて帰るように!!!号令!」

「起立…気をつけ、礼。」

「「「さようならぁー」」」


「美亜帰ろー♪」

紗都美がいつものようにあたしの所に来た。

「うん………あーーーっ!!!」


「えっ?どうしたの?」


「今日までに本返さなきゃだったんだっ!!!」

完全に忘れてた~
紗都美に待ってて貰うのも悪いしなぁ…。


「紗都美、先帰ってていいよ♪電車の時間とかあるでしょ?」


「そんな事言ったら美亜もじゃ~ん…待つよ?」


「あたしはいいの♪早く帰ってもする事ないしさっ」


あたしのせいで帰りが遅くなるのは本当に悪い気がして必死に説得した。


「うーん…分かった!!ぢゃあまた明日ね♪」


「うん!!また明日ね♪」


お互いに手を振り返し、その場を後にした。