「み………」
「み……あ」
「美亜っ!!」
「ふぇっ!?」
突然聞こえてきた声に勢いよく顔を上げる。
「もぉー授業終わってお昼だよ!!美亜ったらずぅ~っと寝てるんだから…」
「ご…ごめんなさーい。」
起こしてくれたのは親友の紗都美だ。
「はいはい♪もーいいからご飯食べよ?」
ニコニコしながら言ってくるので自然と頬が緩んだ。
いつものように机をくっつけてお弁当を広げた。
さっきの夢…
まただ。
最近同じ夢をよく見るなぁ。
なんか怖いかも…。
でも抱きしめてきた男の人の腕の中はなぜだか心地よかった。