ゆっくりと目が慣れてくる。 ん……… あれ? 草? 顔を上げると緑でいっぱいの景色だった。 綺麗な澄んだ川、所々に可愛い花が咲いていて小鳥のさえずりが耳に入る。 思わず自分の置かれている状況さえ忘れてしまうほど綺麗で…。 「お待ちしておりました。美亜様………」 「え?」 声のする方を振り返ると