「あなたは向こうの世界…つまり異世界と言った方が分かりやすいかしら?……その異世界から必要とされているのです。」


「へ?」

異世界ってこの人何言ってるの…?
そんなのあるわけないじゃん!


「あの…異世界とか言ってますけど.あるわけないじゃないですか」


するとマリアはクスりと笑って

「あるんですよ。信じられないでしょうが…」


そしてこう続けた

「私はあなた…美亜様を向こうの世界へお連れしなければなりません。」



………。
どこに?
異世界ってやつに?


困惑して、必死に考え込んでいると...


「例え美亜様が行きたくないとお断りされても連れて行きます。申し訳ございませんがこれも運命なのです。詳しい話は向こうで…」