「サイテー…な…ふっ、馬鹿馬鹿しい。私は天下の新条悠仁だ!!キサマごときにあれこれ言われる筋合いなどない!!」
新条は私の両手を握り込んだ。
「離してよっ!!やめて!!」
「ふっ…おしおきだ。静かにするがいい」
そう言って私の首筋に顔を埋めてくる新条。
「いやっ…!!やめて!!いやぁっ…」
バキッ!!!
「桜から離れろ!!新条!!」
「空……っ!!」
空は私を自分に抱き寄せた
「大丈夫か!?桜」
「うん…っありがとう、空」
私は空にお礼を言った。
「ちっ…おい!!お前ら!!来っ…うぐっ」
空は一瞬で新条の口を布で押さえ付けた。
「さぁ、洗いざらい吐いてもらおうか…新条悠仁」
新条は観念したような顔をした。