「――ん…?女…?」



男は私の顔を見るなりそう言うと私の上からどいた



「何してるんだこんな所で」


男は立ち上がりながら言うこの男……すごく綺麗な顔してる…



「私は……っ」



ちょっと待って…
もし私が姫だとバレたら大変なことになりそう…
言わない方がいいわよね…


「ちょっと遠くから来ていて寝る場所を探していたの…」



とっさに言い訳した。



「ふ〜ん…」



男は静かに言う。