「ほぅ…そこまで言うなら城下町から剣の達人を呼んでこようか?かなりの腕前らしいぞ」
ふーん…城下町の侍か…
上等じゃない。
やってやろうじゃないの!!
「いいわよ。達人でも何でも連れてきなさいよ」
私は自信あり気に言った。父は満足そうな顔をすると
「よし!!わかった。手配が整い次第、お前に伝えよう。」
父はそれだけ言うと部屋から出ていった。
剣の達人ね…
いったいどんなヤツなのかしら…
まぁ私に叶う男なんていないだろうし、いいか。
「あ〜暇だな…」
空に会うのは夜だし。
それまで何かで時間を潰そうかな…
「剣の稽古でも行くか…」
私はそう呟き、部屋を出た