「俺は床で寝るから桜は俺の布団で寝てくれ」



空はそう言うと部屋から出ようとした



「えっ…悪いわよ…私が床で寝るわ」



私は立ち上がった



「だめだよ、お前女の子だろ!!冷やしちゃマズイよ」


空は言い聞かすように言う


「じゃっじゃあ一緒に寝ましょうよ!!」



私は思いついたように言った。
すると空は吹き出した



「なーに言ってんの。そんなの無理だって」



空は後ろを向いた。



「どうして?そっちのほうがあったかいし…」



「俺が我慢できないから」



「えっ?」



「年頃の女の子が隣に寝てて平然としてられるわけねーだろ」



私はおでこをデコピンされた。