「え?あたしの初体験?」



ここは城の中庭。
私にとっては1つの憩いの場所になっている。



そして今私が相談しているのが春さん。



春さんは美人で城のマドンナ的存在だ。
男性経験も豊富だって聞いたし…



「あらま〜♪ついに姫様もそうゆうことに目覚めたのね♪♪」



「べっ…別にそーゆうわけじゃないけどさ…どうなのかな〜って気になっただけ!!」



私は必死になって説明する


「ふふっ赤くなっちゃって可愛いわね♪姫様は♪♪」


春さんは笑ながら私の頭をグリグリ撫でる。



「も〜!!春さんっ早く教えてよっ!!」



私は背の高い春さんを見上げながら言った。



「えーとね〜あたしの初体験は…15の時だったわね」


「じゅっ…15!?」



私は驚きの数字にビックリしてしまった。



「うふふっ。そうよ♪あたし、通ってた学校一、イイ男と付き合ってたのよ。その時に」



さ、さすが春さん……
大人だなぁ…



「……で?その…初めてはどうだった?」



私は恐る恐る聞いた。