「あんた、いつまでそうやって意地はってるつもり?」



「はぁ?」



「そんなんだからこんな事件起こすんだよ!!」



――その時。



――ドォッ!!



「――…ふ、不覚…」



「……っ…ハァ…」



「勝者、姫様!!」



「桜!!」



海と空が私に駆け寄って来た。



「よくやったじゃない、桜!!」



「やったな!!すげぇよ桜!!」


私は海に渡してもらったタオルで汗を拭く。



「ありがと2人とも!!」



私は笑顔で言った。
そして――



「さて、後は新条クンに奉行所に行ってもらうだけね」



私は新条を見ながら言った