歌を聞きながら、夜空を見た。
本当に歌羽がいるような気がして。
目の前に広がる空にひとつだけはっきり見える星があった。
歌羽だなって思った。
あれだけはっきりきれいに見える星は他にない。
「ありがとう、歌羽。」
お前がいないと、すごく寂しい。
一番大切な存在だったんだ。
何十年かかるか分からないけど、そっちの世界に行くまで待ってろよ。
俺は歌羽としか幸せになれないから。
歌羽の分まで生きてから、精一杯人生を楽しんでから行くから。
思い出話聞かせてやるからな。

歌羽と過ごした日々は、俺の永遠の宝物。