気付けば、夜の10時を過ぎていた。
俺はずっとテラスにいた。
星を見ていた。
空ははじめてデートした、
あの夜空と同じくらいきれいだった。

『覚悟していてください。』
その言葉がずっと頭をめぐる。
歌羽、俺の前から消えないでくれ。