ナニガオキテルノ?

わからなかった。
あたしは部屋から飛び出した。
「待てよ!歌羽!」
「嫌だよっっ!!友里と一緒にいればいいじゃない!」
やっぱりあたしは誰も受け入れられない。
人間不信・・・。

『どうして私の言うことを聞かないの?世話をしてあげてるじゃない!』
親からの虐待。体にある無数のタバコのやけどの跡。
『子供は一人でよかったのに。』
あのとき確信した。あたしはいらないって。
人なんか信じられないものなんだって。