「…うっわあっ───」



沙耶の言うとおりだった。



町の景色がよく見える。
とても綺麗…




「誰にも教えたことないんだ!菜月が初めて!」




…あたしが?



多分、この時あたしは
どれだけマヌケな顔をしていたんだろう


菜月はそう密かに思った


「え??」



どうして…?