「小川さん。調子乗らないほうがいいと思うよ?」


男子は私の髪を掴み


「女が男に勝てると思うなよ」


腹部に一発グーを入れた


「円香!!」


杏の声とクラスメイトの叫び声が響く



「いいから……片付けてよ」


お腹を押さえ床に膝をつけ座り込んだ


だけど視線だけは私を殴った男子から離さないでいた