「ヤッ…みつ…る…!!」


「感じんの?」


「違っ……」



膝がガクガクする


力がはいんない


「はいOK!二人共良かったよ」


カメラマンによって撮影は終了した



その途端充は私から離れて


「冷た!!」


うなじに指先で触れられた


その指先が冷たくて思わず叫んだ



「何?何で触って……」


触れられた場所が妙に熱い


「絆創膏。それしてたら隠れるんじゃねぇの?」


充はそのままスタジオをあとにした