ちょっとくすぐったい


「やめてよ」


「やだ」


充は舌をうなじに這わせ始めた


チクッ


「ン………」


「そろそろ撮影始まる」


充はそれだけ言って私から離れスタジオに向かった


「何なのよ……」


私はあいつに触れられたうなじに手を当てて動けないでいた