「可愛い!ピンクだ」



ピンクの可愛いドレス



だけど



「丈短くない?」


ミニスカートのような丈のドレスだった



「着替えろよ。時間ねぇんだから」


「あ……うん」



ドレスを慌てて隠すように抱きしめ控え室の端に逃げた




「何してんだよ」


「あ……いや何でも」


「俺、コーヒー買って来るからその間着替えておけよ」



充は控え室から出て行った



これ本当に私が着るの!?

「うそぉ!!」


控え室に私の叫びが響き渡った