「誰?」


「あ……えっと」


充の名前をだす訳にもいかず悩んでいたら



「お前好きな人出来たんだ。良かったな」



冷たく充は言い放った



「何、ミツ知り合い?」



「仕事で少し関わった」



胸が痛んだ



元カノって言わないからそれだけ嫌われちゃったのかな


「充……」


「気分悪ぃ。帰る」



充は席を立った


「追いかけなさい」


エリカはそっと呟き私の背中を押した