「痛てぇ」 私ではない声が下からする 恐る恐る下を見ると 私が人を下敷きにしていた 「ごめんなさい!………え?」 頭を下げて謝り顔を上げると 目の前には 超人気アイドル“ミツ”がいた 「えっと……ミツ……さんですか?」 「何で………あ」 ミツは自分の顔を触り少し離れたメガネを見つめ 呟いた 「バレた。お前誰にも言うなよ」 そう言ってミツは 「なっ……何」 顔を近付け 「ン……」 キスをしてきた