「アナタ……円香が」


「あぁ。話は警察から聞いた。それよりミツって誰だ?」



ピリッとした空気が張り詰めた



俺は一歩出し



「俺です。宮川充と言います」



名乗り出た瞬間



ガタッ



殴られ長椅子にぶつかった


「お前がアイドルとかしらねぇけど、チャラチャラしやがって」



円香のお父さんは拳を握り



「お前のせいで円香は!!……円香は……」



泣きそうな顔をしていた